33 蝶の舌

蝶の舌


 


戦争で一番痛手をこうむるのは子供だ。


何もわからず、大人達の作った泥沼へ巻き込まれていく。


老人と子供という設定だけで、有形無形にかかわらず多くのことを学ぶということを想像させて、心開いてこの作品を見ようという気にさせます。


学校は怖いところと思って、入学してきたモンチョ。


「そうではない」と、真綿で包むように教えるグレゴリオ先生との手のぬくもり。


スペイン内戦 については、ほとんど知りませんでした。ただ、幼いときに暴力を体験した子は、みな心に傷を持つことは知っています。


大人達の様子を見て、自分がすべきことを悟り流れに任せようとする気持ちと、「そうではない」と心の底からわきあがる何かを「ティロノリンコ! 蝶の舌!」 と言わせるのが、痛ましい。


「蝶の舌」は、つまり自由に飛びたてという意味を持っているのですが、最後にそれを叫ばせた、グレゴリオ先生とモンチョの心の結びつきがいかに深く愛情のあったものかということがわかる。


なんでもない、この映画の冒頭から終わり近くまではこの一言を言わせるためにあったのだとおもと、内戦が起こったということが、いかに複雑で、痛ましいことかということがわかる。


 意味のある戦争は無い。

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