アメリカン・スナイパー

戦争はまちがいなく人を変える。 

監督 クリント・イーストウッド
脚本 ジェイソン・ホール
原作 クリス・カイル『ネイビー・シールズ最強の狙撃手』(原書房)
製作 クリント・イーストウッド
   ブラッドリー・クーパー
第87回アカデミー賞の作品賞
主演男優賞他計6部門にノミネート

キャスト:ブラッドリー・クーパー
      シエナ・ミラー

主演にブラッドリー・クーパーをむかえ、実話をもとに実在したスナイパーの経験と半生を描いた作品。
クリント・イーストウッド監督は「彼(クリス・カイル)は運命につかまったんだ。」(Fate took him)と言っていたそうです。
Fateは運命ですが、デスティニー(Destiny)とは違い、とてもネガティブな意味です。

今の時代の戦争という悲劇を通して、様々な愛を描いた、実話をもとに作られた映画です。
神の名のもとにある愛も、利己的な愛も・・・

厳しい父親に育てられ狩猟を教わった少年期
ロデオ明け暮れていた青年期

ちょっと小粋な出会いから、幸せな結婚生活はスタートしました。
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そして、あの衝撃的なアメリカ同時多発テロを目の当たりにし、後にイラク戦争で狙撃兵として類まれな才能を開花させました。

主演のブラッドリー・クーパーさんは実はこんなに・・・135894.jpg
ほっそりとした俳優さん。

自らも制作側に入り食事制限とトレーニングで体を作ったそうですよ。
40ポンドと公表されていますが・・・17kgくらい? (私はそれくらい減らさなきゃいけない)
すんごいね!
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シールズでは95%の離婚率だと言われている中で、深い愛を持って葛藤しながらも生き抜いた夫婦でした。

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ですが、国よりも家族を優先したい妻と、長い兵役の中で、家族よりも国を優先するのがあたりまえになっていく夫。
戦闘に打ち勝ち生き残るたびに、死をも受け入れるようになる事は、「そういうものだろう」という理解と共に、深い恐怖感を感じます。

軍の発表では160人 カイル自身の計算では255人
米軍史上最多の狙撃数・・・・
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奥さんは、かれが帰国するたびに「カイルは変わっていた」と感じたのです。

だってね、日本じゃ考えられないもの!
  平和ボケって私のような、こういう感覚を言うのね・・・・
日本も考えられないような事件は置きますが、戦争とは違います。
人としての愛があるのに、国のため友人のために人に、子どもに標識をあてるなんて、正常な神経が切れていくのは当然なこと。

それでも、理解しあって暮らす二人だったのです。描き切れないほどの葛藤や努力があったんでしょうね。

クリス・カイルさんは帰国後に半生を書き上げた自伝を出版し、PTSDに悩む帰還兵のためのNPO団体を設立。

社会復帰に向けた支援活動に取り組んでいました。
自伝を出版して約1年後に、彼が支援していたPTSDに悩む帰還兵エディー・レイ・ルースに射殺されました。
射撃の練習をしていたそうです。
(服役中のエディー・レイ・ルース被告(27)には仮釈放なしの終身刑が言い渡たされました。)

ジョンレノンは「自分がジョンレノンだ」と信じた男に殺されました。その事を思い出しました・・・


エンドロールで一切の音楽が流れません。
普通、どんな映画でも最後のエンドロールの曲や歌声で、徐々に現実に戻るものです。

葬儀に立ち会うかのような沿道で手を振る人たちの映像と共に、現実に起こった事を強調し、ある人は祈りの時を与えられたようだと表現しています。 黙とうですね。
私も、ため息とともに目を閉じましたもの。

実際の映像

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自伝では、イラク派兵から帰還したら1週間は自宅で引き篭もらないと通常生活に戻れないことや、4回の派兵で欝状態になったことなどが書かれてるようですが、映画版では、4回の派兵で精神が壊れていく過程を強調して描いていて、PTSDをメインとして取り上げた作品です。
自伝とは違う部分もあるそうですが、イラクへ戦争がどれほど無益で、当時の大統領の判断がいかに軽薄だったかも語っている気がします。

戦争はあってはいけないのです。
(今の、憲法云々を言っているのではありませんよ)

もう一度書いておきます。
この映画は、様々な愛を描いた映画です。
神の名のもとにある愛も、利己的な愛も・・・


レビューを読むとたまに書かれていますが、私も一つ、書いておきたいことがあります。
カイルが生まれてきた長男を抱き上げてあやすシーンですが、完全に人形だとわかる。
予定していた赤ちゃんが発熱で代役も来なかったからと言われていますが、クリントさん、気が短い・・・
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    やぁ! パパと一緒で うれしいね!

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